犬が自分の足を噛むのはよくある行動ですが、良い面と悪い面があります。単に毛づくろいや退屈しのぎであれば良い行動に見えるかもしれません。
しかしアレルギーや細菌感染による指の炎症、関節の痛み、または椎間板ヘルニアや血栓塞栓症といった深刻な病気が原因の場合も少なくないのです。
また、子犬の場合はストレスや周囲の探索、年を取った犬の場合は加齢による病気の兆候であることもあります。
そのままにしておくと炎症が悪化しやすく、治療が長引く可能性があります。もし愛犬がしつこく足を噛むようなら、ただの癖だと考えずに原因を調べることが重要です。
この記事では犬が足を噛む理由と、その対処法を説明します。
犬が自分の足を噛む原因は?

犬が自分の足を噛む行為は、よくある軽い癖から犬の体調や精神的な問題を示すサインまで多くのものがあることも事実です。
また、一時的な痒みなどが原因のこともあればストレスや環境が影響していることもあります。
まず、病気以外の原因に注目し、犬が足を噛む理由を把握することで適切な対応や早期発見につなげることが重要です。
この章では原因についてみていきます。
汚れやムレなどによるかゆみ
散歩中に足についた泥や草の種、花粉、室内のほこりなどが刺激となり、犬が足を舐めたり噛んだりすることがあります。特に足の指の間は汚れが残りやすく、毛で覆われているため、風通しも悪くなりがちです。
また湿気や汗で蒸れると皮膚がふやけ、炎症やかゆみ、不快感が生じやすくなります。これらは梅雨や夏に多い症状ですが、一時的な刺激が原因であれば散歩後に優しく洗い流し、タオルやドライヤーでしっかり乾かすことで多くの場合改善します。
日頃から足の手入れをすることが、再発を防ぐことにつながります。
ストレス・不安・退屈
運動不足、退屈、飼い主さんと離れることへの不安などが原因で、自分を落ち着かせるために足を噛むことがあります。精神的な負担を感じた時に無意識に自分を落ち着かせようとする行動です。
また、引っ越しや家族構成の変化、生活リズムの変化、新しいペットを迎えたことなど、環境の変化がきっかけになることもあります。
十分な散歩や遊び、知育玩具の活用、安心できる場所を作ることで改善することが多いですが、長期間続くと皮膚を傷つけ、炎症や感染症などの皮膚病になる可能性があるので注意が必要です。
癖・習慣行動
子犬の頃の遊びや甘噛みがそのまま癖として残ってしまうことがあります。
このような場合、特に原因がなくても、無意識のうちに足を噛み続けることもあるのです。たとえば特定の時間帯や寝る前など、決まったタイミングで起こることもあります。
他にも同じ場所を繰り返し舐めたり噛んだりすることで、毛が薄くなったり、皮膚が黒ずんだり、毛の色が変わることも珍しくありません。もし噛み始めたらおもちゃや遊びに誘うなど、他の行動をさせることで、徐々に癖を直せる場合があります。
叱るのではなく、行動を切り替える工夫をすることが大事です。
興奮・自己刺激行動
強く興奮している時や、飼い主さんの注意を引きたい時に足を噛むことがあります。たとえば、来客時や遊びの直後、散歩前など、気持ちが高ぶりやすい状況で起こることが多いです。
また、行動の前後関係を観察すると何が原因になっているかがわかることがあります。興奮を落ち着かせる練習をしたり、刺激を減らす環境にしたりすることも効果的です。
さらに落ち着いた行動を褒めて、それを促すことも大切です。
それでも頻繁に繰り返したり、自分を傷つけるような行動が見られたりする場合は、専門の獣医やドッグトレーナーに相談することをおすすめめします。
乾燥による違和感
空気が乾燥する季節は足の裏の皮膚が硬くなったり、ひび割れしやすくなります。その違和感や軽い痛み、かゆみが原因で、舐めたり噛んだりすることがあります。
特にフローリングの部屋で生活している犬は乾燥しやすく、症状が出やすいです。
肉球用の保湿剤を使ったり、部屋を加湿したり、床の素材を見直したりすることで改善することもありますが、効果はそれぞれ違います。
このような原因によって噛む症状が長引いたり、赤みや出血、脱毛が見られる場合は、乾燥が原因ではなく、皮膚の病気が隠れている可能性もあります。自分で判断せずに、専門家に診てもらうことが大切です。
犬が自分の足を噛む原因となる病気は?
犬がよく自分の足を噛んでいる場合、それは単なる習慣ではなく、皮膚や体の病気の兆候である可能性があります。特に足が赤くなっていたり、腫れていたり、毛が抜けていたり、歩きづらそうにしている場合は注意が必要です。
ここでは、犬が足を噛む原因となる代表的な病気について説明し、動物病院を受診するかどうかの判断材料について解説します。
アレルギー性皮膚炎
犬が足を噛む原因としてよくあるのがアレルギー性皮膚炎です。これは、食べ物、床材や洗剤、カーペットといった接触物、あるいは花粉やハウスダストなどの環境要因が、足の強いかゆみを引き起こすものです。
足は地面や環境中のアレルゲンに触れやすく、症状が出やすい部分です。症状は季節によって悪化したり、食事を変えることで一時的に良くなったり再発を繰り返したりすることがあります。
診断のためには、原因を特定するために除去食試験、血液検査、皮膚検査などを行います。
治療では、抗ヒスタミン薬やステロイド、免疫調整薬、食事療法などを組み合わせて、長期的に症状をコントロールしていくことが必要となる場合も少なくありません。
指間炎・趾間皮膚炎
指間炎や趾間皮膚炎は、犬の指の間に炎症が起こる病気で、犬が足をしつこく舐めたり噛んだりする原因としてよく知られています。湿った環境、異物の混入、細菌やカビの繁殖などが原因で炎症や化膿が起こり、強い痛みやかゆみを伴います。
患部には赤み、腫れ、膿、悪臭、脱毛などが見られ、慢性化すると皮膚が厚く硬くなって黒ずむこともあり、これが判断材料になります。足の痛みのために散歩を嫌がるようになる犬もいます。
このような状態になったらすぐに動物病院を受診しましょう。
治療としては、患部を清潔に保ち、薬浴を行い、抗生物質や抗真菌薬を使用します。
再発しやすい病気なので、指の間の毛を短くカットしたり、乾燥した状態を保つなど、日々のケアがとても重要です。
外傷・異物混入
肉球の切り傷や擦り傷、トゲや草の種、小石が刺さること、夏のアスファルトによるやけどなども、犬が足を噛む原因になります。痛みや違和感があると、犬は本能的にそこを舐めたり噛んだりします。
また歩く時に足をかばったり、片足を上げて歩いたりする場合は、外傷の可能性が高いと考えられます。見た目は小さな傷でも足の中で炎症や感染が進んでいることもあります。
異物が深く刺さっている場合や傷が深い場合は、感染を防ぐための処置や縫合が必要になることもあるため、こういった原因であれば早めに動物病院を受診しましょう。
関節炎・神経系のトラブル
関節炎や神経系の異常によって、足に痛みやしびれ、違和感が生じ、その不快感を和らげるために犬が足を噛むことがあります。
特に年を取った犬では、変形性関節症や椎間板疾患、末梢神経障害などが起こりやすく、皮膚には何も異常が見られないのに行動だけが変わることがあります。
たとえば触られるのを嫌がったり、立ち上がるのに時間がかかったりするなどのサインも見逃さないようにしましょう。
なお診断にはレントゲンやMRI、神経学的検査などが必要になることがあります。治療は、痛み止め、内服薬、サプリメント、リハビリなどを組み合わせて行います。
ホルモン異常
甲状腺機能低下症や副腎疾患といったホルモンの病気も犬が足を噛む原因になることがあります。
犬のホルモンバランスが崩れると、皮膚の代謝や免疫の働きが弱まり、かゆみが出たり、皮膚が弱くなったり、毛並みが悪くなったりします。その結果、足を舐めたり噛んだりする行動が続くことがあります。
これらの病気はゆっくりと進行するため、最初の症状には気づきにくいことがあるので注意してください。
診断には血液検査でホルモンの状態を調べることが必要で、治療はホルモンを補充したり、薬で管理したりすることが中心となります。皮膚の症状だけでなく、犬全体の健康状態を考えた治療が大切です。
犬が自分の足を噛んでいるときの対処法

犬が自分の足を噛んだり、しきりに舐めたりする様子は、飼い主さんにとって心配の種ですよね。単なる癖のように見えることもありますが、皮膚の痒みや炎症、ストレス、体調不良などが背景にあることも少なくありません。
対応が遅れると症状が悪化し、長引くこともあるので、早めの対処が大切です。
この章では、犬が足を噛んでいるのを見つけた時に、飼い主さんが自宅でできることや、日常生活で気をつけたいことを説明します。
まずは足の状態をチェック
犬が足を噛んでいる場合、最初にチェックすべきは足の裏や指の間です。
ぬるま湯で優しく洗い、ゴミや花粉、砂、草の種などの異物がついていないか確認します。小さなトゲや石が刺さっていることもあるので、よく見てあげてください。
赤く腫れていたり、熱を持っていたり、出血や膿が見られる場合は無理に触らず犬を連れてすぐに動物病院を受診しましょう。
軽い汚れや痒みであれば、洗ってしっかり乾かすだけで良くなることもあります。特に指の間は湿気が溜まりやすいので、いつも清潔にして乾燥させてあげることが大切です。
生活環境の見直し
犬が足を噛む原因として、生活環境も見過ごせません。
室内のホコリやハウスダスト、花粉などが足裏につくと、痒みや炎症の原因になることがあります。そのため、住んでいる家の床やカーペット、犬がよくいる場所は、こまめに掃除するようにしましょう。特に梅雨や夏は湿度が高く、足の指の間が蒸れやすいので注意が必要です。
散歩の後は必ず足を拭き、水分が残っている場合はドライヤーの弱風で乾かすと良いでしょう。
また、床拭き用洗剤や芳香剤、消臭スプレーなどの成分が刺激になることもあるので、無香料や低刺激のものを選ぶと安心です。寝床やマットも定期的に洗濯して、清潔で快適な環境を保ちましょう。
便利グッズで噛めない状態に
足を噛む行動が続く場合は、便利グッズを使って一時的に噛めないようにすることもできます。エリザベスカラーやソフトカラー、包帯、犬用の靴下などを使うことで、患部への刺激を避けることができます。
ただし、長時間つけるとストレスが溜まったり、皮膚が蒸れて別の問題が起きたりすることがあります。そのためグッズの使い方や時間には注意が必要です。
心配な場合は、獣医さんやトリマーさんに相談してみると良いでしょう。
また、噛むことを完全にやめさせるのではなく、安全なおもちゃや硬めのガムなどを用意して気を紛らわせることも大切です。
犬が自分の足を噛む!すぐ動物病院を受診すべきケース
犬が自分の足をやたらと噛んだり舐めたりする行動、よく見かけますよ。しかし、これは単なる癖ではないかもしれません。
皮膚の病気や細菌による感染、何か痛いことが原因になっていることも多くあるのです。最初はちょっとしたことでも、放っておくと炎症がひどくなって、なかなか治らなくなっちゃうことも少なくありません。
この章では、安易に考えずに、すぐに病院へ連れて行くべきかの判断基準を具体的に説明します。
赤み・腫れ・出血がある場合
もし犬の足の皮膚が赤く腫れていたり、血が出ていたり、ジュクジュクした液体が出ていたら、皮膚炎や細菌の感染がかなり疑わしいです。
犬が噛むことで皮膚の防御機能が壊れてしまい、そこから細菌が入りやすくなって、炎症が一気に広がることもあります。特に、足の指の間や肉球の周りは湿気がたまりやすいので、症状が悪くなりやすい場所です。
見た目は大したことなさそうでも、中で炎症が進んでいることが多く、痛みや痒みがどんどん強くなる原因になります。
放っておくと、熱が出たり元気がなくなったりと全身に影響が出ることもあるので、早めに病院でちゃんと診てもらった上で、適切な治療を受けることが大切です。
噛み壊しや化膿が見られる場合
足をずっと噛み続けた結果、皮膚がえぐれたみたいに傷ついていたり、潰瘍(かいよう)ができていたり、膿(うみ)が出ていたりする場合は、残念ながら自然に治ることはほとんど期待できません。
この状態だと、とても痒かったり痛かったりするので、犬自身も無意識に噛むのを繰り返してしまうのです。
噛んでできた傷口から別の菌が入って感染しやすく、治るまでに時間がかかるだけでなく、ずっと治らない皮膚炎になってしまう危険性も高まります。
市販の消毒薬を自分の判断で使うのは、刺激になって症状を悪化させる可能性があるのでやめましょう。獣医さんに洗ってもらったり、抗生物質や炎症を抑える薬を処方してもらうなど、専門的な治療が必要なので、できるだけ早く病院へ行ってください。
自分の片足だけを執拗に噛んでいる場合
もし左右どちらか片方の足だけをすごく集中的に噛んでいるようなら、その局所的な場所に痛みや不快感があるのが原因と考えられます。
肉球に小さい切り傷があったり、何か異物が刺さっていたり、爪にトラブルがあったり、関節炎や神経の異常など、外からではわかりにくい問題が隠れていることもあります。
また、歯や顎(あご)が痛かったり、神経に障害があったりすることで、足に違和感が出てくることもあるようです。アレルギーの場合は、だいたい左右同じように症状が出ることが多いので、片方だけを気にする場合は特に注意が必要です。
触ろうとすると嫌がったり、歩き方がおかしいなどの変化に気づいたら、早めに病院へ行くことをおすすめします。
元気や食欲がない場合
足を噛むことに加えて、元気がない、食欲がない、散歩に行きたがらないなどの様子が見られる場合は要注意です。
実際は足の痛みや感染が強く、体全体に負担がかかっているサインかもしれません。特に、高齢の犬や何か病気を持っている犬の場合は、症状が急に悪化することも珍しくないのです。
さらに痛みをじっと我慢する犬ほど、元気がなくなるなどの行動の変化が出やすいです。
数日様子を見ても良くならない場合や、日に日に状態が悪くなっている場合は、細菌による感染症や内臓の病気の可能性も考えられます。
早めに動物病院で検査と治療を受けることが、状態がひどくなるのを防ぐ一番の近道です。
数日続いても改善しない場合
足を噛む行動が数日以上続いて、洗ったり周りの環境をきれいにしたりしても良くならない場合は、皮膚の病気や指の間の趾間膿皮症、アレルギー、ホルモンの異常などが原因になっている可能性があります。
一時的に落ち着いたように見えても、根本的な原因が解決されていないと、何度も繰り返してしまいます。
さらに、元気や食欲が落ちている場合は、全身性の感染症や内臓の病気の可能性も否定できません。動物病院では、皮膚の検査や血液検査などをして、原因に合わせた治療方法を決めることができます。
早く病院へ行くことが、これらの病気の治療期間を短くし、再発を防ぐことにつながります。
犬が自分の足を噛むのを予防する方法

犬が足を噛む行動の背後には、皮膚の問題や病気だけでなく、環境、生活習慣、ストレスといった多岐にわたる要因が潜んでいます。
一見、単なる癖のように見過ごされがちですが、放置すると皮膚炎や自傷行為につながる可能性があります。しかし、日々のケアや生活環境を見直すことで、この行動を予防できるケースも少なくありません。
この章では、犬が足を噛むのを防ぐために、飼い主さんができる具体的な予防策を解説します
日常の足裏・皮膚ケア
犬が足を噛むのを防ぐ基本的な対策として、足裏や指の間のケアが挙げられます。
散歩後には、濡れたタオルやぬるま湯で足を丁寧に拭き、泥、花粉、草の破片、砂などの刺激物を取り除きましょう。
その後、乾いたタオルで水分をしっかり拭き取り、指の間も乾燥させることが重要です。指の間の毛が伸びすぎると、湿気や汚れが溜まりやすく、炎症を引き起こす原因になります。定期的なトリミングやカットも予防に役立ちます。
さらに日々の触れ合いの中で足裏を観察する習慣をつけることで、赤み、腫れ、傷などの異常を早期に発見し、症状が悪化する前に対応できます。
食事・フードの見直し
皮膚や被毛の健康状態は、毎日の食事内容と深く関わっています。特定の食材が体質に合わない場合、皮膚のかゆみや炎症として症状が現れ、その不快感から足を噛む行動につながることがあります。
また食物アレルギーが疑われる場合は、自己判断でフードを頻繁に変えるのではなく、獣医に相談し、除去食やアレルギー対応の食事を検討しましょう。
質の良いタンパク質、脂肪酸、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれた食事は、皮膚のバリア機能を維持し、外部からの刺激に強い状態を保ちます。
食事の改善はすぐに結果が出るわけではありませんが、長期的に見ると足を噛む行動の予防と再発防止に大きく貢献します。
運動・コミュニケーションの工夫
運動不足、退屈さ、飼い主さんとのコミュニケーション不足は、犬のストレスを増大させ、足を噛む行動につながる可能性があります。
毎日の散歩では、距離だけでなく、周囲のにおいを嗅いだり探索するなど、五感を刺激する要素を取り入れ、心身ともに満足させましょう。
室内では、知育玩具や噛めるおもちゃを与え、足を噛む代わりの行動を促すことが効果的です。留守番時間が長い犬には、ペットシッターを利用したり、音や映像を活用するなど、孤独感を和らげる工夫も有効です。
十分な運動とコミュニケーションは、問題行動を予防するだけでなく、犬の心の安定にも不可欠です。
犬が自分の足を噛むことに関するよくある質問
犬が自分の足を噛む行動はよく見られ、飼い主さんは「様子を見るべきか」「すぐに病院へ行くべきか」と悩むことがあります。
一時的なものや成長の過程での行動のこともありますが、皮膚の病気やストレス、年齢による変化が関係していることも考えられます。
この章では、犬の足噛みについて特に多い質問と、基本的な考え方をわかりやすく説明します。
子犬が自分の足を噛むのは成長過程でもよくあることですか?
はい、子犬が自分の足を噛むのは、成長の過程でよくあることです。歯が生え変わる時のむずがゆさや、遊びの一環で、周りの物を確かめるように足に興味を持つことが原因です。
多くは一時的な行動ですが、頻繁に噛む場合は、安全なおもちゃで気を引くなどの工夫をしましょう。
数週間以上続いたり、皮膚を傷つけるほど強く噛む場合は、獣医さんやドッグトレーナーに相談してください。
老犬が急に自分の足を噛み始めたのですが、認知症と関係ありますか?
老犬が急に足を噛み始めた場合、認知症(認知機能の低下)による不安や不快感が原因かもしれません。昼夜逆転や落ち着きのなさを伴うこともあります。
しかし、老犬の行動が急に変わった場合は、まず関節の痛みや神経の病気の他に皮膚の病気、ホルモンの病気などの原因を考える必要があります。
血液検査や神経の検査など、早めに動物病院で詳しく診察してもらいましょう。
多頭飼い特有のストレスで自分の足を噛むことはありますか?
はい、多頭飼いの環境では、他の犬との関係によるストレスが原因で、体をなめるなどの行動が増えて足を噛むことがあります。また、犬同士の順位争いや生活スペースの共有が負担になることもあります。
一方で、他の犬がいることで気分が安定し、行動が良くなる犬もいます。
そのため、犬によって大きく異なります。生活環境や犬同士の関係をよく観察し、必要であれば専門家に行動を見てもらうことが大切です。
エリザベスカラーはどのくらいの期間つけるべきですか?
エリザベスカラーをつける期間は、皮膚の炎症や傷がしっかり治るまでが基本で数日から数週間になることがあります。
症状が治っていないのに外してしまうと、また同じ状態になることがあります。しかし、長くつけすぎるとストレスになったり、皮膚が蒸れることもあるので、少しの時間だけ外して状態を確認するなど注意も必要です。
つける期間や管理の方法は、必ず獣医さんの指示に従って決めましょう。
犬が自分の足を噛んでいるのを見つけたとき、叱ってやめさせてもいいですか?
足を噛んでいる犬を叱るのは、逆効果になることが多いのでおすすめできません。
叱られることで「かまってもらえた」と思い、ますますその行動をするようになったり、飼い主さんの見ていないところで噛むようになることがあります。安易に大きな声を出さずに、おもちゃで遊びに誘うなど、自然に足への意識をそらすのが良いでしょう。
なぜ足を噛むのか原因を探り、必要であれば専門家に相談することが大切です。
まとめ
犬が自分の足を噛む理由は様々です。皮膚の病気や関節痛の他、ストレスや不安、単なる癖である可能性も考えられます。
見た目に問題がなくても、体の不調が隠れている場合があるので注意が必要です。
さらに対処法は原因によって異なり、叱るだけでは改善しないこともあります。日々のケアや生活環境を改善することで落ち着く場合もありますが、症状が長引いたり悪化する場合は、早めに動物病院で診てもらって下さい。


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